まずは群馬県邑楽郡にある光恩寺です。
お寺に到着し、境内を歩いていると、爪引き地蔵尊、不動明王石像があり、不動明王石像は素敵でした。

まずは本堂までにご住職様からの説明。
周辺が農村なので、雨乞いをよくしていたそうで、お寺を開山したとされる恵灌僧正も雨乞いが得意だったそうです。
お寺には、日本最初の女医である荻野吟子の生家の長屋門があります。荻野吟子の生家は埼玉県熊谷市にありますが、利根川を挟んで反対側にある光恩寺に長屋門は移築されています。
ちなみに、埼玉県三偉人とは、渋沢栄一、塙保己一、荻野吟子だそうです。

本堂内に上がると、中央に大きな厨子があり、その中に秘仏の不動明王像が祀られており、春と秋の大祭にのみ御開帳されるそうです。厨子がとても大きいので、どのようなお不動さんが祀られているのだろうと思いました。
左壇には、平成になって造られた脱活乾漆造の薬師如来坐像が安置されていました。
暗くなって、ロウソクの灯で見る御姿が素晴らしいそうで、一度、拝観してみたいです。
次は阿弥陀堂に移動。
こちらには県指定重要文化財の阿弥陀三尊像が祀られています。
阿弥陀如来座像は2.4メートルの半丈六像で、弥陀定印をしています。
正面から拝観した時は優しいお顔をされているなと感じましたが、向かって右から拝観した時はりりしいお顔をされており、武家好みの顔に感じました。
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