拝観料300円を払い、お寺の方の案内で、まずは堂内右壇に祀られている薬師如来坐像を拝観。とても素晴らしい仏像で、千葉市美術館で開催されている「仏像半島」に出展されていないのが不思議でしたが、前回同じような展示があった時に展示されたので、今回は出展されないとのこと。
元々、薬師如来像は末寺に祀られており、そこから本寺、末寺の話となりました。
長福寺は本寺で、30ヶ寺の末寺があったそうです。
本寺は檀家を持たず、末寺の管理、教育をしていました。
明治に本寺・末寺の関係が廃止になり、檀家が少なく、本寺が援助していた末寺は廃寺になったそうで、薬師如来像は現在、長福寺に祀られています。
次は、波の伊八の彫刻です。多くの人は波の伊八を目当てに訪れると思います。
欄間に初代伊八作の龍、麒麟があり、1788年作と銘があるそうです。
須弥壇にも伊八作の彫刻があり、こちらには、亀が彫られていました。
長福寺ではお寺の方が丁寧に説明してくださり、良いお参りが出来ました。
同行した方によると、今まで何度か訪れたが、いつも丁寧に説明してくださるそうで、良いお寺ですね。

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