十四座完登というのは、もちろん簡単に達成できる目標ではありません。
山というのは登る喜びもある一方、一つ間違えば命を落とす危険の内包しています。
では、その危険に対する恐怖心をいかに克服すべきか。
実は、恐怖心というのは克服したり、打ち消したりしてはダメなのです。
恐怖心があるがゆえに、それを利用して危険を察知し、危険を避けて進んでいくのです。
私の中では、危険な体験を重ねる度に恐怖心が積み重なっています。
しかし、恐怖心が増すということは、危険に対するより高感度なセンサーを手に入れるようなもので、決して悪いことではないと思っています。
これから起こりうる危険を、いかにリアルに想像できるか。
その感覚をどんどん研ぎ澄ましていけたらいいと思っています。
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