4月29日の奈良の話をします。
興福寺・南円堂、北円堂の特別公開を拝観した後、春日大社に立ち寄り、そして、不空院に行きました。

不空院は前回訪問した時、良いお参りでしたので、久しぶりに訪れたくなったのです。

拝観料400円を払い、堂内に上がると、案内の方がおられ、説明をしてくれました。
奈良には五体の不空羂索観音像があるそうです。
鑑真が滞在しており、また空海も住んでいたそうです。興福寺に南円堂を建立する前、こちらで、試みのお堂を造ったそうです。
南円堂の像と不空院の像は、足の組み方が違い、不空院像は右足が上、南円堂像は左足が上なのだそうです。

お堂の右側には、焔口(えんく)餓鬼の画像が掲げていました。
焔口餓鬼は初めて聞きましたが、道教の神様で、施餓鬼会の本尊だそうです。
阿難は焔口餓鬼に三日後に亡くなると言われましたが、餓鬼に布施をして救われたという話だそうで、施餓鬼会と言えば、目連の話しか知らなかったので、阿難の話のあったことを初めて知りました。

堂内の拝観が終わった時、「お堂の右後ろに如意輪観音石像が祀られており、珍しいから是非、お参りして下さい」とのことなので、行きました。
しかし、東京でよく見る如意輪観音石像でした。如意輪観音石像は江戸時代に沢山作られたので、東京には多いのでしょうね。


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