宝珠院の後、東京国立博物館に行きました。目当ては「大神社展」と「平成25年 新指定 国宝・重要文化財」です。まずは「平成25年 新指定 国宝・重要文化財」について、書きたいと思います。

・願成就院 不動明王三尊
今回の展示の目玉です。願成就院は滅多に寺外に仏像を貸し出さないと聞いたことがありますので、今回の展示はとても貴重です。

ガラス越しですが、近くから拝観できます。しかし、遠くから拝観することを前提に造られているので、少し下がったところから拝観したほうが良く見えました。といっても、近くからの拝観がダメというわけではなく、個人的には向かって右側から見た不動明王の姿がとても良かったです。
やっぱり、運慶の仏像は素晴らしいですね。

・福島県 長福寺 地蔵菩薩坐像
鎌倉地方の仏像にしか見られない特徴として、土紋があります。こちらの地蔵菩薩像にはその土紋がたくさん残っており、とても感動しました。

・島根県 清水寺 摩多羅神坐像
摩多羅神、謎の多い神ですが、口を開けて笑っている像はとても魅力的でした。

・山梨県 浅間神社 浅間神像
三つの女神像が背中を合わせて立っており、その中心に如来形像がある姿はとても印象に残りました。「大神社展」に展示されていても不思議ではない像でした。


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