月刊致知2月号に掲載されている伊與田覚さんの巻頭の言葉より。

古典は、時を経ても、また日本でも他の国でも、変わることなく通用する普遍的な天のルールを発見し、体験した古人の教えを記したものです。
その古人の代表が釈迦であり孔子でありキリストであり、それぞれに表現は異なっても、説いていることの本質は同じです。

人間を含め、万物は天の働きによってこの世に生を受けています。そして一人ひとりが固有の使命を持った尊い存在です。これを「性」といいます。

この性を十分に発揮するためのルールがあります。そのルールのことを「道」といいます。その道を歩いて己の性を発揮した人が、後から来る人のために、この道をたどれば必ずや目的に到達することができると説き示した道標、これを「教え」といいます。

古典には、人と成るための正しい教えが説かれているのです。
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