昨日お会いした方からブログの更新が最近ないと言われましたので、今日は更新したいと思います。

月刊致知1月号の特集は「不易流行」です。総リードより。

不易とは、変わらないということである。時代がいくら変わっても不変なものがある。また変えてはならないものがある、ということである。

流行とは、時とともに移り変わっていくもの、また変えていかなければならないもののことである。
俳人・松尾芭蕉はこう言っている。
不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、時代の流れを知らなければ溌溂(はつらつ)とした句は作れない。

俳句に限らない、不易流行は人生の原理である。世の中は不易流行のバランスの上に成り立つ。変えるものと変えてはならないものをどう見極めるか、そこにあらゆる生命の盛衰がかかっている。

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私はお寺巡りが好きなので、お寺巡りで不易流行を考えると、秘仏のご開帳は昔から人々をお寺に呼ぶ方法ですが、最近は若い人にお寺(仏教)への関心を持ってもらうために様々な新しいイベント(「流行」)が開催されています。

では「不易」は何でしょうか。私は仏様への信仰心、仏様を有り難いと思う心、仏様に一歩でも近づきたいと思う心などではないかと思います。

最近、「流行」ばかりにフォーカスし、「不易」がおろそかになっているお寺のイベントが増えているような気もしますが、しっかり「不易」を伝えているお寺も多くあります。そういう「不易」を伝えているお寺を、規模の大小、知名度にかかわらず、応援していきたいものです。
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