11月18日、福井県寺社巡りの二日目の最初は大谷寺を訪れました。こちらも新TV見仏記6「福井・越前編」で紹介されていたお寺です。大谷寺と書いて、「おおたんじ」と読みます。

予約していた時間より早く着きましたが、お寺の方がおられ、堂内に案内してくれました。





堂内に入ると、正面に、越智山三所大権現(十一面観音座像、聖観音座像、阿弥陀如来座像)が祀られていました。今まで記憶が曖昧になりがちだった越智山三所大権現(白山三所大権現)は、今回の訪問でしっかりと記憶に刻まれました。大谷寺は泰澄大師ゆかりのお寺ですので、もちろん、泰澄大師の像もありました。

お寺の方は泰澄大師を大変尊敬しており、色々な話をしてくれましたが、残念ながら、私の知識がついていけませんでした。でも、泰澄のことを学ぼうというやる気が起きました。

お堂を拝観した後、宝物殿も特別に拝観させていただきました。宝物殿にも、三所権現本地仏である十一面観音、阿弥陀如来、聖観音座像が祀られており、こちらの像は本堂の像より、更にパワーがあるというか、神々しさを感じました。

三尊の隣には、粟不動と呼ばれる、鉈彫りの不動明王立像も祀られており、良い像でした。

大谷寺は廃仏毀釈のダメージからまだ立ち直りの途中であるという印象を受けました。お寺の方の泰澄大師を思う気持ちは素晴らしく、応援したいお寺です。


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