予約していた時間より早く着きましたが、お寺の方がおられ、堂内に案内してくれました。


堂内に入ると、正面に、越智山三所大権現(十一面観音座像、聖観音座像、阿弥陀如来座像)が祀られていました。今まで記憶が曖昧になりがちだった越智山三所大権現(白山三所大権現)は、今回の訪問でしっかりと記憶に刻まれました。大谷寺は泰澄大師ゆかりのお寺ですので、もちろん、泰澄大師の像もありました。
お寺の方は泰澄大師を大変尊敬しており、色々な話をしてくれましたが、残念ながら、私の知識がついていけませんでした。でも、泰澄のことを学ぼうというやる気が起きました。
お堂を拝観した後、宝物殿も特別に拝観させていただきました。宝物殿にも、三所権現本地仏である十一面観音、阿弥陀如来、聖観音座像が祀られており、こちらの像は本堂の像より、更にパワーがあるというか、神々しさを感じました。
三尊の隣には、粟不動と呼ばれる、鉈彫りの不動明王立像も祀られており、良い像でした。
大谷寺は廃仏毀釈のダメージからまだ立ち直りの途中であるという印象を受けました。お寺の方の泰澄大師を思う気持ちは素晴らしく、応援したいお寺です。

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