11月17,18日に福井県の寺社巡りに行きましたので、その時の話を書きたいと思います。

新幹線で米原駅まで行き、そこで同行者と合流し、残念ながら雨の中、車で福井県を目指しました。まず最初に訪れたのは、大滝神社/岡太神社です。

神社に到着し、境内に入ると、イチョウが綺麗でした。



まずは拝殿に行き、お参りです。こちらの本殿は彫刻がとても細かく、印象に残りました。本当は彫られているのがどのような場面かが分かれば良いのですが、残念ながら、分かりませんでした。
また、立派な龍の彫り物も印象に残りました。





大滝神社には十一面観音像にお会いするのを一番の目的で訪れたので、次は観音様へのお参りをしようと思いました。しかし、どこに祀られているのかが中々分かりません。結局、境内を色々歩いて、やっと観音堂を見つけました。

ガラス越しの拝観で、少し距離がありましたが、堂内に素敵な十一面観音坐像が祀られていました。印相が変わっているなと思いましたが、この後、訪れるお寺で何度か拝観することになる、白山信仰を表す、十一面観音、聖観音、阿弥陀如来の三尊の十一面観音坐像とよく似ていました。

像も良かったですが、堂内に掲げてあった観音様の説明も良かったです。以下に一部を抜粋します。

菩薩とは仏様になろうと修行されている人のことで、
悲華経に
「私は菩薩道を修行している。
もし衆生が苦悩してその救護を求め、私の名を称えたならば、私は何処に居ても、天の耳を持って聞き、天の眼をもって見て、救済に行くであろう。
もし一人でも苦悩をまぬがれぬ者があれば、私は永遠に仏になれないであろう」
との意味が書かれています。

このような文章を読んだ後、観音像を見ると、ますます素敵に感じますね。
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