今の時代に偉人伝を語り続ける意義を一言にすれば、生き方の具体的なお手本を示すことだと考えます。
今の若い人は、学校を出ても自分が何をすべきか、どう生きたらよいか答えを見出せず、いつまでの自分探しの旅を続ける傾向があります。
しかし、中身の無い自分をいくら掘り下げても何も見えてはきません。自分探しの前にまずお手本を探しなさいと、私はいつも若者に語りかけています。
古今の偉人は膨大に存在します。偉人伝に触れるうちに、とりわけ自分が共感を覚え、魅力を感じる人物に必ず出会うはずです。
そのすべてを真似することは無理だとしても
「この人のこんなところは、ひょっとしたら自分にもできるかもしれない」
そう思える部分が少しでも見い出せれば、そこから人生は開けてゆくのです。
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