小松寺の次は真野寺です。小松寺が混雑していたので、真野寺はどうかなと思いましたが、余裕で駐車場に止めることが出来ました。
人が少ないほうが仏像を拝観するにはよいですが、仏像の御開帳よりも紅葉の方が圧倒的に人が集まるのは少し悲しい現実ですね。

真野寺には「覆面観音」と呼ばれる千手観音立像が祀られています。覆面観音とはどのような御姿なのでしょう。

本堂の右側から堂内に入るようになっていたので、中に入り、拝観料200円を払って、奥に進みます。
すると、中央に厨子に入った千手観音立像が祀られていました。
最初は普通の千手観音像のように思えましたが、近くに寄って、お顔をよく見ると、確かに覆面というかお面をかぶっています(向かって右側から見た時が分かり易かったです)。

当然、なぜお面をかぶせたのだろうという疑問がわきますが、頂いた案内によると

伝承ではあまりに強い本尊の霊力を鎮めるために慈覚大師が(覆面を)被せたとする。

とありました。

例えば、晴天が続き、雨乞いをしたところ、雨の日がずっと続いて、日照不足で困ったなどのことがあって、覆面を被せたのかなと想像しました。

観音経などを読み、観音様を知れば、そんなことはしないと分かりますが、昔は神仏習合で、仏様と神様は一緒だったんでしょうね。

大きくはないですが、二十八部衆も安置されており、凄いなと思いました。
千手観音像が祀られていても、二十八部衆まで祀られているのは、なかなか無いですからね。

堂内には等身大の二天像もあり、損傷が激しいですが、良い像でした。

最後は、慈覚大師が彫刻したと伝わっている大黒天立像にお参りをしました。真野寺はこちらの大黒天様が有名のようで、来る途中も、「真野大黒天」と書かれた案内がいくつもありました。毎年、二月六日には大黒天福祭りが開催されるそうで、機会があれば、訪れてみたいです。



(追記)
案内の方によると、来年の4月16日から6月16日まで、千葉市美術館で開催される「仏像半島-房総の美しき仏たち-」特別展に覆面観音像が展示されるそうです。今からとても楽しみな展示会ですね。
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