浄福寺の記事の中で絵解きが好きだと書きましたが、絵解き好きにとって、夢の様な展示会「絵解きってなぁに?」が龍谷ミュージアムで、10月13日から11月25日まで開催されています。
この展示会を知った時、絶対に訪れようと思い、安楽寿院を拝観した後、行って来ました。

この展示の良いところは、ミュージアムシアターにおいて、「十王図」、「熊野観心十界曼荼羅」の絵解きを映像として、見ることができることです。

「十王図」の絵解きは、浄福寺の御住職によるものでした。地獄の釜の開く日などに十王図を見る機会があり、なんとなく内容が分かるという感じでしたが、今回、絵解きの映像を見て、気づいていなかった部分も気づくことが出来ました。

話の中では、次のことが面白かったです。
仏教ではお酒を飲むと地獄に落ちることになっていますが、インドから中国に仏教が伝わった時、中国では、お酒を飲みながら友と語らうのが君主のたしなみでした。
よって、お酒を飲むのが良いことか悪いことか分からなくなったそうです。
そこで、中国では、お酒のことを般若湯と呼び、薬としたとのことです。

もう一つの「熊野観心十界曼荼羅」は、今年の春に六道珍皇寺で見て、とても印象に残った絵図です。

洋泉社の「地獄の本」という本で熊野観心十界曼荼羅についてはある程度知っていましたが、今回の映像を見て、改めて、熊野観心十界曼荼羅にはたくさんのことが描かれ、それぞれにきちんと意味があることが分かりました。
熊野比丘尼がこの絵を持って、全国を廻ったのが理解できます。

今回の展示を見て、絵解きって面白いなと再確認しました。私が滞在中もたくさんの人が訪れていた、お薦めの展示会です。


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