安楽寿院に到着すると、まずは堂内で話を聞きました。鳥羽法皇は安楽寿院で亡くなられ、生前に造られた本御塔の下に葬られました。
皇后である美福門院のための新御塔も造られましたが、美福門院は遺言により、高野山に葬られ、新御塔には、鳥羽法皇と美福門院の子であった近衛天皇が葬られました。
美福門院は何故、鳥羽法皇の近くではなく、高野山を選んだのでしょうね。

次は収蔵庫に移動しました。収蔵庫の中央には、厨子に入った阿弥陀如来坐像が祀られていました。
鳥羽法皇の念持仏でしたので、像は本当に素晴らしいものです。厨子の扉が開き、左右からもお姿を拝観できるようになっており、どの角度から見ても良いです。
その中でも、正面から見た御姿が一番良いように感じました。更に正面でも着座して、見上げた時のお姿が良かったです。
像は等身大ですので、少し離れた場所から拝観していると、阿弥陀如来がそこで瞑想をしているように感じました。
阿弥陀如来像の向かって右側には、鳥羽法皇坐像があり、安楽寿院に相応しい像だと思いました。
拝観が終了した後、近衛天皇陵、鳥羽天皇陵、白河天皇陵を訪れました。安楽寿院を訪れたならば、訪問しておきたい場所ですね。

近衛天皇陵

鳥羽天皇陵

白河天皇陵
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