11月9日、六波羅蜜寺の後、廬山寺を訪れました。
説明によると、廬山寺は天台系圓浄宗の本山で、宮中の仏事を取り扱う寺院だったそうです。

本堂の前には、昭和40年に造られた源氏庭がありました。これは廬山寺が紫式部の邸宅跡に建っているからです。



源氏庭は苔で王朝絵巻の雲を表しているそうです。また、今の時期はリンドウが咲いていますが、桔梗が有名で、丁度、祇園祭の頃が見頃だそうです。

本堂には、少し暗くて分かりづらかったですが、来迎の阿弥陀三尊像が祀られていました。阿弥陀如来像は坐像、脇侍の観音、勢至菩薩像は大和座りで、勢至菩薩像は衣が後ろにたなびいており、躍動感のあるお姿でした。

次は元三大師堂に移動しました。
中央の厨子内に元三大師・良源坐像、その前にお前立の鬼大師坐像が祀られていました。元三大師像は正に生きているような迫力がありました。頭に白い布をかぶっており、どうしてだろうと思っていましたが、丁度、お寺の方が来られ、白い布は高貴であることを表しているそうです。

鬼大師像は見る人、また同じ人でも見る時によって、感じ方が変わるそうです。鬼大師像は怖いお顔をされていますが、私は怖いという印象は受けませんでした。

本堂で阿弥陀三尊像に極楽浄土に往生できることを願い、元三大師堂では現世利益を願うとのことです。本堂と元三大師堂で役割が上手く分かれていますね。

厨子の周りをよく見ると、向かって右に不動明王立像、左に兜跋毘沙門天立像が祀られていました。兜跋毘沙門天が安置されているとは思わなかったので、気づいた時、少し驚きました。

堂内右側には、明智光秀の念持仏である、地蔵菩薩像が祀られていました。信長による比叡山焼き討ちの際、光秀が廬山寺を守った縁で祀られているそうです。

廬山寺では元三大師堂が強く印象に残りました。毎月三日の午後一時半から「元三会護摩供」が勤修されており、自由に参拝できるそうなので、機会があれば、訪れてみようと思います。


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