
六波羅蜜寺の十一面観音像は西国三十三観音の総開帳があった時に拝観しています。しかし、こちらの巡礼記に書いてあるよう、満足できないお寺めぐりとなってしまったので、数年後、自分自身がもう少し成長してからお会いしたいとずっと思っていました。
ですので、今回の御開帳は、待ちに待った御開帳であり、同時に少し不安な御開帳でもあります。
六波羅蜜寺に到着すると境内は団体の方々がおられて混雑しています。「タイミングの悪い時に来てしまったか」と思いましたが、団体の方々は参拝が終わったところでした。
手水舎で手を清め、本堂内に入ります。そして、堂内で着座し、観音様のお顔を拝観すると、とても優しいお顔をされていました。訪れて良かったです。
観音像の左手と綱で繋がっている五鈷杵がありましたので、それを持って、観音様にお祈りをしました。
しばらく観音像を拝観していましたが、本当に素晴らしい仏様で、今回はその良さを十分に堪能することができました。
授与所に行くと、淵龍護符がありました。今回は紫色の護符が配布され、12年毎の御開帳によって色が変わり、紫色以外には黄色、緑色、白色、赤色の護符があるそうです。そして、それら全てを集めると末永く繁栄するとのことです。全部集めようとすると、後、48年かかりますね。
今回のお参りは良いものでした。観音様のお姿を直接拝観できるのは12年後となりますが、その間も六波羅蜜寺を訪問し、観音様とのご縁を深めたいと思います。

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