飯盛寺(はんじょうじ)は、「みほとけの里 若狭の秘仏 平成24年度秋の文化財特別公開」で特別公開されているお寺で、

木造 薬師如来坐像(小浜市指定文化財/鎌倉後期)
木造 千手観音立像(小浜市指定文化財/平安後期)

が、

・9/15(土)~10/14(日)の土・日・祝日 8:00~17:00

に公開されています。

受付で拝観料400円を払い、本堂を目指して境内を歩いていると山門がありました。どのような仁王さんが祀られているのか見に行ったところ、仁王門ではなく、二天門で、二天(四天王のうちの二体)が祀られていました。





少し歩くと本堂へ。良い感じの建物です。



中に入ると格子状の柵があり、近くで拝観できないのかと思いましたが、左側から柵の中に入ることができ、仏様を近くで拝観することができました。

厨子の中に祀られているご本尊の薬師如来坐像は色彩が鮮やかですが、制作は鎌倉時代末期から南北朝時代であり、江戸時代の補修時に彩色されたそうです。足が白、それ以外が肌色と少し変わった色のように感じましたが、それが神秘性を増しているようにも感じました。

薬師如来像が入った厨子の両脇には日光、月光菩薩と十二神将像が祀られ。堂内右側には厨子内に千手観音立像が祀られていました。千手観音像は手の数が42本の場合が多いですが、こちらの千手観音像はそれ以上あり、「何本有るのか帰る時に受付で聞こう」と思っていましたが、聞くのをすっかり忘れてしまいました。像は素朴な感じで、良いものでした。

本堂を出ると、不動の滝を目指しました。滝は行場として使用されてきたとありましたが、全体の景色もよく、大きな日本庭園の中にいるような感じを受けました。




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