月刊致知10月号に牛尾治朗さんの記事より。

神戸支店に配属され、支店長秘書を務めることになり、(支店長の木村喜八郎さんに)よく飲みに連れて行っていただいた。その時に、木村さんからよく言われた言葉がある。

「安酒は飲むな、いい酒を飲め」

最初、いい酒の基準を値段で考えていたが、当然そんなレベルの話ではない。

居酒屋で仕事の不平不満や上司の批判をしながら飲むのが安酒であり、よき人と世界や人生を語りながら酌み交わす酒こそがいい酒である。

そしてそういう酒の飲み方をすると、知らず知らずのうちに品性が養われるのであって、それがいい酒の飲み方なのだと木村さんから気づかされたのだ。
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