8月5日、滋賀県長浜市の「高月観音の里ふるさとまつり」を訪れたことを書こうと思います。

午前中は観音まつりのお寺ではなく、高月町周辺のお寺めぐりということで、まずは丁野観音堂を訪れました。丁野観音堂は昨年訪れていますので、次に訪れた大吉寺から書きたいと思います。

お寺に到着すると庫裏で訪問した旨を伝え、本堂に移動しました。本堂への道は男坂と女坂がありましたが、男坂を上りました。

本堂に上げて頂き、御住職のお話を聞き、その後、全員で般若心経を唱えてから像の近くに移動し、仏像を拝観しました。

本堂左には武将の像があり、源頼朝像だそうです。平治の乱後、この辺りに逃げてきて、当時の本堂に隠れていたこともあったそうです。

ご本尊の聖観音像は秘仏で、六十年に一度の御開帳で、前回の御開帳は平成元年とのこと。次回御開帳はまだまだ先ですね。

阿弥陀如来立像があり、ある大学教授から快慶作ではないかと考えられているそうです。その理由として
・手から出る衣に特徴がある
・右目が左目に比べて少し大きい
があるそうです。それを聞いて、像を観照しましたが、よく分かりませんでした。

他には役行者像、元三大師像がありました。大吉寺に願をかけて元三大師は生まれたので、元三大師は大吉寺と色々と縁があるそうです。元三大師像は厳しい表情をしており、角大師とも呼ばれた理由が分かる像でした。

今回は団体で来ているので、仏像を一通り拝観したところでお寺を後にしましたが、個人(数人)で訪れていたならば、源頼朝の話などをもう少し聞いていたと思います。