浦島太郎の話は日本人なら誰もが知っていると言っていいぐらい有名な話で、基本的な内容は以下の通りです。
・浦島太郎が、いじめられている亀を助ける
・助けてもらったお礼として、助けた亀に乗って竜宮城へ行く
・竜宮城で楽しい時を過ごす
・やがて故郷が恋しくなり、玉手箱を持って故郷に帰る
・しかし、地上では何百年も時が過ぎており、故郷で知っている人は誰もいなかった
・それを悲しみ、玉手箱をあけたところ、おじいさんになってしまった
浦島太郎の話は何を伝えたいのよく分からないと思いませんか。「動物(亀)に優しくしよう」ということならば、
・竜宮城で乙姫様と末永く幸せに暮らしました。
あるいは、
・竜宮城から帰る時に金銀財宝を持って帰り、故郷で両親と幸せに暮らしました。
というエンディングにすれば良いのです。
なぜ、玉手箱で老人になる必要があったのでしょうか。
私もずっと疑問に思っていましたが、上記ブログでその答えのようなものが書かれていました。
浦島太郎は変わってしまった故郷を見て悲しみ、不安を持つより、現実をそのまま受け入れ、新しい生活を始めるべきだったのです。
変わらない過去をいつまでもくよくよ悲しんでも仕方ないし、未来のことをいたずらに不安に思ってもどうなるものでもありません。大切なことは、与えられたこの時を精一杯生きることです。
浦島太郎の話は、そういうことを教えているそうです。
私の解説より、小さな人生論ブログの方がはるかに分かり易く書かれていますので、そちらを是非、ご覧下さい。
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