6月23日の米原周辺お寺めぐりの最後は長尾護国寺を訪れました。お寺に到着すると本堂に上げて頂き、阿弥陀三尊像を拝観しました。そして拝観後、お茶を頂きました。こういうもてなしは嬉しいですね。しばらく休んだ後、別のお堂に祀られている天部形立像を拝観に行きました。

本堂から少し登った場所に毘沙門堂があり、お堂に上がると中央に天部形立像と毘沙門天立像が祀られていました。お寺の方によると、天部形立像は秘仏だったそうで、毘沙門天立像は御前立だったそうです。

天部形立像は左手に持った多宝塔を見つめており、荒々しい感じがする良い仏像でした。伊吹山四大護国寺と呼ばれ、伊吹山の山岳信仰を守り続けた長尾寺に相応しい仏様だと感じました。

その他の仏像としては、不動明王像が二体前後に祀られていましたが、とても印象が違う二体でした。前の像はとても素朴なお顔をしています。一方、後ろの像はとても格好良い像でした。

また弁財天像も祀られていました。拝観しているとお寺の方が「九龍弁財天です」と教えてくれ、よく見ると、九つの龍の頭の上に弁天様が座っていました。

長尾護国寺では天部形立像をはじめとした素晴らしい仏像をゆっくり拝観でき、良いお寺めぐりができました。


毘沙門堂です。
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