東京ではお盆は7月ですので、7月16日とその前日の15日に閻魔大王像を御開帳するお寺があります。そのようなお寺の中、閻魔大王&奪衣婆像では、新宿にある太宗寺が東京で一番だと思いますので、本日お参りに行って来ました。
まずは本堂で曼荼羅、涅槃図、十王図を拝観しました。

本堂は近代的な建物です。
中央に縦425センチ、横408センチの大きな観無量寿経曼荼羅が掲げられていました。當麻寺の観無量寿経曼荼羅を同寸大で模写したものだそうです。
そして、向かって左には一番奥に涅槃図があり、明治31年に奉納されたためか色がとても綺麗に残っていました。
そのとなりから十王図です。まずは不動明王の画がありましたので、秦広王から順に並んでいるのが分りました。やはり地獄絵は迫力があります。こういうのを小さい頃に見ているか見ていないかはその後に大きく影響するような気がします。
・秦広王では舌を抜かれている
・初江王では海で魔物に襲われている
・宋帝王では釜茹で地獄の中、釜から蓮の成長にその上で女性が手を合わせている
・五官王では罪の重さを測る天秤
・閻魔王では人頭杖、浄玻璃の鏡
・平等王では武士同士が戦っている
・都市王では人の顔をした動物
・五道転輪王では来迎の阿弥陀三尊像
が印象に残りました。
そして、閻魔堂へ。閻魔大王像は総高550センチととても大きく、迫力があります。しかし、それよりも迫力があるのが奪衣婆像です。総高240センチとこれだけ大きくて迫力のある奪衣婆像は他にないと思います。あえて画像は載せませんので、是非、ご自身の目で確かめてみて下さい。

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