東広島市にある安芸国分寺を訪れました。仁王門から境内に入り、真っ直ぐ歩くと本堂があります。





お堂の扉は閉じられていましたので、「お堂の中に入ってお参りできないかな」と思いましたが、鍵などは掛けられておらず、中に入ってお参りすることが出来、中央に閉じられた厨子があり、左右に日光、月光菩薩が祀られていました。

案内には「(本尊の薬師如来坐像は)33年に一度開帳される秘仏です」とありましたので、御朱印を頂く時に「次の御開帳はいつですか」と尋ねると、前回は平成16年に御開帳されたので、33年後だと平成49年とのことです。但し、何かイベントがあれば開帳するそうなので、そこまで待たなくてもよいようです。

ご本尊の薬師如来像は秘仏ですが、仁王門と本堂の間に薬師堂があり、そこに祀られている薬師如来坐像は拝観することができます。少し見づらいですが、平安中期に造られた半丈六坐像で、良い仏像です。

お寺に添護摩木の案内がありました。

護摩の修行を通して、私たちの願いを書いた木を護摩木に添えて焚き、願いがすみやかに成就するように祈念致します。
史書に「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますように、自分自身が最善を尽くした上で、その願いが成就するよう心から仏神に礼拝すれば、必ずや仏様のご加護をいただけることでしょう。

「自分自身が最善を尽くした上で」というところが大切ですね。努力しないものを神仏は応援しないことでしょう。
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