・群馬県 善勝寺 阿弥陀如来像
・神奈川県 大山寺 不動明王像
と並び、関東地方における鎌倉期の代表的な鉄仏に挙げられています。
像の背面には、鎌倉時代に蒙古が来襲した文永と弘安の間の年号である建治三年十二月十八日の記述があり、当時は天皇から一般庶民まで全国各地で神仏に戦勝祈願をした時で、この地でも薬師如来像を造り、祈願したとされているそうです。
収蔵庫に入ると、中央に薬師如来坐像が安置されていました。戦勝祈願で造られたとありましたので、怖い顔をしているのかと思いましたが、優しいお顔をされていました。

左右に回ると、前と後ろをくっつけた後があり、鉄仏であるということがよくわかります。また背面には確かに記述がありました。


鉄造の薬師如来坐像が主役ですが、脇に祀られている十二神将もポーズが特に良かったです。


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