極楽寺を訪れた後、当日のメインである當麻寺に向かいました。近鉄・当麻寺駅で下車すると、想像したより多くの人がお寺に向かって歩いていました。お寺への道沿いのお店も普段よりも賑やかで、お祭り気分を盛り上げます。

しばらく歩くとお寺に到着。山門をくぐると境内には出店があり、人も今まで訪れた時とは比較にならないぐらい居ました。やっぱり、年に一度の御練供養の日はこうじゃなくてはいけません。





まずは塔頭の護念院を拝観。こちらにはお練りで実際に使用するお面が展示されており、またお面をかぶらせてもらえます。







奥の院、中の坊を拝観した後、造られた来迎橋を見ながら、ここを歩く姿を想像しました。





待っていると、せんとくんと蓮花ちゃんが登場。



そして、お練りが始まりました。やっぱり、生で見ると迫力が違います。一菩薩一菩薩が通るごとに「格好良いな」と感じます。





25菩薩が来迎橋を渡りますが、その中でも、観音菩薩、勢至菩薩が一番の見所です。極楽浄土から迎えに行く時は観音様の手の蓮華座に何も乗っていませんが、戻る時には仏様が乗っています。









来迎橋のすぐ近くにいたので、観音菩薩と勢至菩薩が歩く、一歩一歩の力強さが伝わり、それは相撲取りの四股踏みの力強さに通じるものがあると感じました。

また仏像で、立像の場合は右足を一歩踏み出す、坐像の場合は片膝を踏み下げること等により、動きを表そうとしてものがありますが、それらは練供養の動きに近づけようとしたのではないかと感じました。

今回、當麻寺の練供養に初めて参加しましたが、できれば、毎年参加したいと思えるぐらい、素晴らしいものでした。
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