神護寺を訪れた後は近くの西明寺を訪れました。歩いて行きましたが、途中の景色、特に川が綺麗でした。お寺巡りでなくても、のんびり歩くのに気持ちの良い場所だと思いました。しばらく歩くと西明寺に到着。こちらのお寺も秋の紅葉の時期は綺麗だと思います。



境内を歩くと聖天さんを祀る聖天堂があり、「倍返しお守」が売っていました。「出るお金に感謝しましょう。倍になって帰って来ます」とありました。やっぱり、聖天さんのお力は凄いですね。

拝観料500円を払い、本堂へ上がります。中央には厨子に入ったご本尊の釈迦如来立像が祀られていました。像は清涼寺式釈迦如来像で、運慶作だそうです。清涼寺式釈迦如来像は生前のお釈迦様のお姿を刻んだものですので、像高も等身大のものが多いですが、こちらは小さく、そこが少し違和感を感じました。でも、仏像は良いものでしたよ。

お堂の右側には、千手観音像、愛染明王像が祀られていました。千手観音像は平安時代、愛染明王像は鎌倉時代の作でどちらも素晴らしいものでした。西明寺は特に下調べをしておらず、このような素晴らしい仏像が祀られているとは思わず、ビックリしました。

またお堂には一願龍神と呼ばれる、手が加えれられていない自然のままのように思える木が安置されていました。竜神と呼ばれるように口を大きく開けているような姿で、目のような箇所もあり、とても印象に残りました。

堂内受付におられた方は質問にも気さくに答えて頂き、良いお寺めぐりができました。
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