5月4日の話です。兵庫県姫路市にある西国三十三観音の札所でもある書写山円教寺を訪れました。新緑まつり&開山堂内陣特別拝観が目的です。

いつものようにJR姫路駅からバスに乗り、そして、ロープウェイで山上へ。そこから歩いて、本堂(摩尼殿)を目指します。途中に見晴台からの景色はとても綺麗でした。



摩尼殿に到着。新緑まつりということで、モミジの緑が綺麗でした。モミジは紅葉した時はもちろん新緑の時も美しいですね。



摩尼殿で観音様にお参りした後、大講堂、常行堂、食堂がある場所に行きました。新緑まつりの期間は大講堂、常行堂の中に入ることができ、大講堂には釈迦三尊像、常行堂には阿弥陀如来坐像が祀られています。常行堂は阿弥陀如来像の周りを回りながらお経を唱える場所ですので、私も「南無阿弥陀仏」と唱えながら、阿弥陀如来像の周りを回りました。


大講堂です。

そして、今回のメインである開山堂へ。開山堂へは何度も訪れていますが、内陣に入るのは初めてです。中央の厨子の中に鎌倉時代の性空上人像が祀られており、その前に新しく発見された骨壷が安置されていました。



内陣右には東照宮がありました。東照宮ということで徳川家康が祀られていましたが、神仏分離令で分離され、今春まで空っぽだったそうです。しかし、4月10日の開山堂落慶法要で、久能山東照宮から霊が遷座されました。

その隣には徳川将軍の位牌があり、その隣には、平安時代の性空上人像が祀られていました。円教寺に伝わる最も古い性空上人像で、上半身は、霊が宿るとされるケヤキの朽ちた木から彫り出されたそうです。こういう像を拝観すると、自然と手を合わせますね。

開山堂では是非、お堂におられるお寺の方に話しかけて下さい。とても親切に色々なことを教えてくれます。
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