ツアー二日目、最初に訪れたのは涅槃堂です。涅槃堂という名前から分かるようにお釈迦様の涅槃像が祀られています。

お堂に到着すると案内の方がおられ、堂内に案内してくれました。涅槃堂は御住職がおられるお寺ではなく、地元の方が管理されているお堂です。

堂内に入ると中央にお釈迦様の涅槃像が安置されていました。涅槃を表したものは画がほとんどで、像の涅槃は珍しいです。像は江戸時代に地元の人が造ったもので、とても穏やかなお顔をされていました。



涅槃像の後ろには阿弥陀三尊像が祀られていました。涅槃の時に阿弥陀三尊像が現れたという話はありませんが、地元の人が造ったので、亡くなった時には阿弥陀如来が来迎すると考えたのでしょうね。



お堂の左右には群像が祀られていました。その中に、手を目に当て、涙を拭っている像が何体かあり、素朴なその姿が悲しみをよく表しているように感じました。

仏像から地元の方の純粋な信仰心を感じ、涅槃堂を拝観した後、とても温かい気持ちになりました。
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