皆さん「一人だったら、帰っている」と言いながら、雪の中、歩いて、石仏群を見に行きました。
・二十五菩薩

二十五菩薩といえば、阿弥陀如来と一緒に来迎の際に現れる仏様ですが、こちらの二十五菩薩はほとんどが地蔵菩薩です。数が二十六と二十五に近いので、二十五菩薩と呼ばれるようになり、阿弥陀如来の二十五菩薩とは関係ないそうです。
・応長地蔵

応長とはどのような意味だろうと思いましたが、年号の応長だそうです。
・六道地蔵

元箱根石仏群の中心的な存在です。石仏のように思えますが、大きな岩に像が浮き彫りされた磨崖仏です。石仏と磨崖仏の違いは石仏は移動できますが、磨崖仏は大きな岩壁に彫られているので移動できないことです。
・精進池

元箱根石仏群に地蔵菩薩が多いのは、昔、この辺りが地獄と考えられていたことと関係があります。お地蔵さんは地獄に落ちた人も救うので、精進池辺りを通る人も救うと考えられ、道中の安全を祈るために多くの地蔵菩薩像が祀られたそうです。
雪の石仏群も良かったですが、今度は晴れた日に訪れたいです。
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