致知出版の人間学入門に掲載されている、坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」より。

・最も印象に残った言葉

母の一生は多事多難の連続でした。その母が苦しい時、いつも口にしていたのが、「念ずれば花ひらく」です。これは母の念仏といってもいい。自己激励の言葉であり、女手一つで五人の子たちを育て上げようとする悲願の念誦だったと思います。

念ずれば 花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを
わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ ひらいていった

偉い大学の先生でも、「念ずれば花ひらく」に感動しない人がいる。これは、頭の学問をした人で、本当に生きてこなかったから、それが、ぐうっと体に響いてこないんですよ。本当に汗まみれで生きている、そういう人には、だぁっと電気のように強くいくんですよね。

・座右の銘

「念ずれば花ひらく」、この八字十音の真言に感動できる生き方を。
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