本日は金沢文庫で開催されている「仏像からのメッセージ」展に行きました。仏像よりもその中に収められている納入品に注目した通好み(?)の特別展です。

まず入ると興正菩薩叡尊の像が展示してありました。これは奈良・福智院の像の模刻だそうです。なぜ叡尊の像が祀られているかというと
・西大寺にある叡尊の寿像には、たくさんが納入品がある
・今年が叡尊が鎌倉に下向してから750年の記念の年
だからです。

二階に上がると運慶作の大威徳明王像と納入品が展示してありました。納入品として、蓮実型舎利容器があり、X線で調べると、その中に本当に舎利が納められているそうです。

その隣には称名寺の弥勒菩薩坐像と納入品(東寺と室生寺の仏舎利)が展示してありました。空海が中国から仏舎利80個を持って帰っており、展示している仏舎利はその空海ゆかりの仏舎利と考えられているそうで、そのようなものが称名寺(金沢文庫)にあるということは凄いことです。

その隣には地蔵菩薩坐像が展示してありました。像高24.4センチですが、像内に清涼寺の釈迦如来像と同じように五臓六腑が納入されています。腸にあたる納品は分かり易いですが、その他はよく分かりませんでした。後でボランティアガイドの方の説明を聞くと、赤い糸は血管を表していると考えられるそうです。また五臓六腑を納入しているためか、普通の像に比べて、座高の比が高い気がしました。

少し飛んで、ポスターの表紙を飾っている西大寺の大黒天立像が展示してありました。こちらの像には弁才天懸仏が納入品として納められています。懸仏は丸い形をしているので、心月輪でもあるそうです。心月輪は仏像の心ですので、懸仏納めた人は、大黒天=弁才天と考えていたかもしれませんね。

文化庁が管理する阿弥陀如来立像が展示してありましたが、こちらの納入品は大きな未開敷蓮華が4つで、とてもインパクトがありました。

西大寺の文殊菩薩像の納入品も展示されており、その中に文殊菩薩立像もありました。西大寺の文殊菩薩像は何度も拝観したことがありますが、中にもう一つ文殊菩薩像があるとは思ってもいませんでした。

以上書いた以外にも様々な納入品が展示されており、それらを見ることにより、仏像からのメッセージを知ることができ、有意義な特別展でした。


タグ