月刊致知2月号に掲載されている伊與田覺さんの巻頭の言葉より。

「一隅を照らす」というと、ちっぽけなことと思われる方もあるかもしれません。しかし、自ら光り、周囲を照らすことには甚だ深い意味があります。

地球は非常に大きいけれども自ら光っているのではなく、太陽の光を受けて光っています。太陽がその光を没すれば地球もまた光を失うのです。

同様に、会社でどんな立派な役職を持っていても、それは会社という光に照らされて自らも光っていることを自覚しなければなりません。役職を失ったり、職場を離れたりした時、一個の人間に大した光もないことを痛感する人もいるでしょう。

同時に、どれだけ周囲に影響を与えていたかは、その人が去ってから明らかになるというものです。

小なりといえども自ら光り、周囲に少しでもよい影響を及ぼしてゆけるよう、一隅を照らす人間を目指してゆきたいものです。
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