収蔵庫に入ると中央に薬師如来立像、両脇に十二神将像がひな壇状に安置されていました。こちらの薬師如来像は元々若狭彦神社の本地仏でしたが、神仏分離令の際に十二神将像と共に移動されたものです。

十二神将像をよく見ると十三体いらっしゃいました。しかも十三体の頭部全てに十二支が乗っています。どの干支が複数あるのか確認しようと思いましたが、多くの干支の像がどの動物を表しているのかよく分かりませんでした。

結局、判断できる像だけから考えて、左から右に奥から干支の順に並んでいるという結論になり、左奥におられる像が後から加えられたものだとなりました。

薬師如来像は木像と思っていたのですが、途中で頂いた案内によると銅製とのことで、少し驚きました。薬師如来のお姿から「どこに祀られようと変わらない」という悟りのようなものを感じました。
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