米原駅に集合し、友人の車に乗り、一路、小浜へ。一番目に訪問する国分寺の予約時間よりも早く到着したので、若狭歴史民俗資料館に立ち寄ることとしました。
資料館の二階には「若狭のみほとけ」という展示ルームがあり、仏像が男何体か安置されていました。
展示ルームに入ると、馬居寺の馬頭観音像が安置されていました。「(秘仏である)馬居寺の馬頭観音が何故ここに祀られているのか」と思い、近づくと複製と書かれてありました。しかし、複製といっても立派な像でした。
瑞伝寺の地蔵菩薩坐像が安置されていました。こちらは複製ではなく、特別に展示されているそうです。足は結跏趺坐ではなく、左足の裏側が見えていました。衆生を救うために結跏趺坐を解いて立ち上がる瞬間を表現しているように思えました。
鳥将軍(迦楼羅立像)が安置されていました。平成2年11月に海岸に打ち上げられた像だそうで、中国で造られた像とのことです。確かに日本では見ない像です。
円照寺の不動明王立像の複製が安置されていました。上半身を少し斜めにして、左足を少し前に出すその姿は独特でした。
常高寺の聖観音立像が安置されていました。常高寺は浅井長政の三女(茶々、初、江)の中のお初の方(常高院)の発願によって建立されたお寺で、聖観音像が初の念持仏とは書いてありませんでしたが、これで、今年、茶々、初、江ゆかりの仏像をそれぞれ拝観したことになります(茶々は彦根市の宗安寺、江は港区の最勝院)。
若狭歴史民俗資料館の常設展観覧料は100円なので、時間があるときなどに是非、訪れてみてください。
P.S.
若狭小浜のデジタル文化財というページが役に立ちます。
カテゴリ
タグ