今回のツアーで一番訪れるのを楽しみにしていたのが、こちらの松代町にある清水寺です。仏像が掲載されている本でご本尊の千手観音像を見て、一度お会いしたいとずっと思ったいたのです。

お寺に到着し、お堂の中に入ると、正面に千手観音像、向かって右に聖観音像、左に地蔵菩薩像が祀られていました。









まずはお寺の方のお話を伺いました。お寺の名前は清水寺で、「せいすいじ」と読みます。清水寺といえば、京都の清水寺が最も有名ですが、こちらのお寺と清水寺とは直接の関係はないそうです。しかし、清水寺と呼ばれるお寺には以下の三つの共通点があるそうです。
・本尊が千手観音像
・坂上田村麻呂にゆかりがある
・清水が湧く

第二次世界大戦後、GHQがこちらに来て、素晴らしい仏像があるのにお堂が傷んでいるのはいかがなものかと日本政府に言ったので、国のお金でお堂が再建されたそうです。清水寺の仏像はGHQが認めた素晴らしいものということですね。

説明の後、仏像を近くで拝観しましたが、やっぱり、千手観音像が素晴らしかったです。信濃で造られた像ですが、京都や奈良の中央に負けない像です。

拝観後、境内で売られていたお守りを購入しました。「ずく」がでるほとけさまだそうで、「ずく」とは長野の方言で、ものごとに立ち向かう気力や活力のことです。購入者に「ずく」がでるよう、幸せや元気をお届けする、魅力あふれるほとけさまです。

また、ひとつひとつ心をこめて作られたハンドメイドのお守りで、手作りのためすべての柄が違います。清水寺では素晴らしい仏像の拝観に加えて、「ずく」がでるお守りが購入する楽しみがあります。
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