拝観料を払い、堂内に入り、庭を眺めた時にまず眼に入ったのが、遺愛石と呼ばれる石組みです。

遺愛石その1

遺愛石その2
遺愛石には次のような逸話があります。霊雲院の第七世住持の湘雪守源は肥後熊本の出身で、藩主細川忠利と親交があり、霊雲院に移る際、細川家は500石の禄を贈ろうとしました。しかし、湘雪守源は「出家の後、禄は参禅の邪魔である。庭上の貴石を賜れば寺宝としましょう」と言いましたので、細川家は、遺愛石と銘じた石を寄贈しました。
お堂の横側には、「臥雲の庭」と呼ばれる庭もありました。渦巻きになっている部分は雲を表しており、赤くなっている場所は、太陽の光により、雲が赤く輝いているのを表しているそうです。

臥雲の庭

堂内奥から両方の庭を見たところ
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