とても大きな薬師如来坐像です。頂いた案内によると、像高が280センチで、山梨県内屈指の巨像だそうです。そして、とても可愛らしく感じました。あまり知られていない仏像だと思いますが、知られると人気がでると思います。山梨県にこんな素晴らしい仏像があるとは、先ほどの円楽寺から驚きの連続です。


次は秘仏の観音様を祀る観音堂に行きました。中央に閉じられた厨子があり、その前に御前立の観音像が安置されていました。像高169センチで、いかにも観音様らしい像でした。
右壇には、大日如来像が1体、多聞天像が1体、不動明王像が2体祀られていました。きっと観音菩薩、不動明王、毘沙門天の三尊形式だったと思います。
また寺紋が扇の形だったので尋ねると、大福寺には弓の名手である浅利与一のお墓があるので、扇が寺紋になっているそうです。弓の名手といえば、那須与一を真っ先に思い浮かべましたが、三与一ということで、浅利与一、佐奈田与一が知られているそうです。
拝観が終了した後、お茶や漬物などを頂きました。この日は朝が早かったので、とても美味しくいただきました。案内してくれた方のお母さんも同席されましたが、良いお年の取り方をしていると感じました。
雑誌に掲載されている秘仏の観音像の写真を見せてもらいましたが、こちらもものすごくインパクトのある像です(像高は363センチで、こちらも巨像です)。

観音像は33年ごとの御開帳で次回は平成37年だそうです。是非、そのお姿を拝観したいと思います。
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