・独りを慎む

小栗山木喰観音堂の拝観が終わった後、周りに何体か石仏があるということで、それらを拝観しました。他の石仏はすぐに見つかったのですが、残りの一体は教えてもらった場所の周辺を探しても、なかなか見つかりません。
やっと見つかった石像は薬師如来様で、大きな岩の陰にいらっしゃいました。元々は岩の上に祀られていたそうですが、中越沖地震の際、上から落下し、それ以来、今の場所に祀られているそうです。
大きな岩に隠れて、通りからはその姿を直接拝することができません。岩のある場所まで移動し、その姿を拝観しましたが、優しい良いお顔をされていました。その姿には、独りを慎むという言葉が相応しいと思います。
自分独りでいる時、つまり他人が見ていない時でも己をしっかりと律していく。こちらの薬師如来石像は正にそれを実践していると思います。
・頼ったって、いいんだよ

宝生寺の境内に祀ってあった羅漢像(あるいはお地蔵さん)です。一番右側の羅漢さんが隣りの羅漢さんにもたれかかっています。
いつも誰にも頼らず、一人で頑張っている人がいます。その姿勢は本当に素晴らしいです。でも疲れた時や困った時は、誰かに頼ってもいいですよ。立派な羅漢さんでも時には頼ることがあるんですから。
・素晴らしい


真福寺にある梨木観音を祀るお堂の隣にいらっしゃった菩薩石仏です。像は大きなもので、踏み下げ像です。そんなに古いものには思えませんが、時代はいつ頃のものでしょうか。
その姿は本当に美しかったです。周りの景色とも上手く調和していました。石像としては、今回のツアーで一番のものです。
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