西光寺には木喰上人作の十二神将像が安置されています。お堂の右側にそれら十二神将が祀られており、その前で着座し、お寺の方のお話を伺いました。

木喰上人は昼は祈祷などをしており、夜に仏像を彫ったそうです。また彫っている姿は決して人には見せなかったそうです。十二神将像は上人が八十八歳の時の作で、九十三歳で亡くなっていますので、晩年の作となります。

木喰上人の自刻像にはヒゲがあるのが特徴で、仏様の像にはヒゲを彫らなかったそうです。十二神将をよく見ると、一体だけ、ヒゲの生えた像があります。これは木喰上人が遊び心で、十二神将の中に自らを入れたと考えることもできるそうです。

こちらでも自由に写真を撮らせてもらえました。また裏側も見せて頂き、裏に木喰上人の文字が書かれているのを確認することができました。






頂いた案内に

 木喰彫刻の背景には、老人の風格が宿っているといわれます。しかしよく見ると、老人にも児童にも、そして女性にも見えてくることがあります。深慮深い老人の相と思っていると、にわかにいたずらっぽい童子に変身し、かと思うとその瞬間には女になって語りかけてくる。その変幻というか自在というか、どうでもとれるようなおかしみが、その何ごとも分厚く隆起した木の肌から立ち上がってくるのです。変幻自在な彫刻であり、仏です。

とあり、木喰仏を鑑賞する際に参考になる鑑賞法だと感じました。
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