話が終了すると、山門から境内に入りました。境内には大きな石がたくさんあり、境内全体が庭園であるという説明に納得がいきました。

まずは宝物殿です。宝物殿の中には三体の仏像、中央に阿弥陀如来、両脇に毘沙門天、地蔵菩薩像が安置されていました。阿弥陀如来像は鎌倉時代の作で、国の重要文化財だそうです。毘沙門天像には「運慶法印の作」と書かれていましたが、どうなんでしょうか。地蔵菩薩像は錫杖が大きく前の方に曲がっているのが気になりました。意図的にそうしているのであれば、どういう意味があるんでしょうか。
次は境内に祀られている二体のキリシタン地蔵を拝観しました。どちらの像も錫杖の輪っかの部分に十字架が彫られています。江戸時代、円福寺は強い力を持っていたので、幕府の関係者も簡単に境内に入ることができず、キリシタン地蔵が置かれていたのだそうです。どちらも良いお地蔵さまでした。

次は堂内に入りました。欄間には二十四考が彫られてあり、二十四考には興味があるので、一つ一つを確認しながら、見ていきました。そして、苔庭を拝観し、円福寺を後にしました。

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