月刊致知7月号に掲載されていた作家・清川妙さんの「在命の喜び、日々に楽しまざらんや」より。

私は自分のことを客観視できるんですよ。いや、そうしようと思っているんです。もう一人の清川妙さん、つまりマネージャーが肩のあたりにいて、何だか暗いよとか、最近ぶつぶつ言い過ぎるよとか(笑)。

時には電話をかけるのも億劫な時がある。でもそんな時、「電話をかけたら気分が晴れるよ」という声が聞こえてきて、そのとおりにしてみる。そしたら嫌な声は出さないでしょう?

何かをしたくないと思った時は、逆にしてみるといいんです。体を動かすと心も動きますから。

原稿だって書きたくない時があるけれど、とにかくペンを手に持つ。「徒然草」にある「筆とればもの書ける」ですよ。何でもいいから、とにかく書いているうちに頭が動いていく。

いくつになっても、心は自分の気持ち次第で生き生きと育て続けることができます。何事も喜びを持って楽しみながら、一日一日を丁寧に積み重ねていきたいですね。
カテゴリ
タグ