常光寺の次は蟹満寺を訪れました。拝観料500円を払い、新しい本堂に入ります。本堂中央に八尺八寸(二メートル四十)の国宝・釈迦如来坐像が祀られていました。こちらの像は白鳳時代の作なので、薬師寺の薬師如来像とよく比較されますが、薬師寺の像とはかなり違った印象を受けます。薬師寺像からの温和な雰囲気を感じますが、蟹満寺像は厳しいお顔をしているように感じます。

薬師寺像はすぐ近くで拝観というわけにはいきませんが、蟹満寺像はすぐ近くで拝観することができました。よって、指の間のまんもう相などがよく分かりました。しかし同時にキズなどもよく分かりました。

堂内には釈迦如来坐像以外にも、弘法大師像、阿弥陀如来像、興教大師像、不動明王像、聖観音像、地蔵菩薩像が祀られていましたが、注目はよく知られた蟹満寺縁起の本尊である聖観音像です。蟹満寺縁起に関しては別の記事で書きたいと思います。

堂内の拝観が終わると境内で蟹のマークを探しました。




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