こちらには重要文化財の薬師如来坐像が祀られていますが、「後ろ向き薬師」というおもしろい名前がついています。もともと中山道、中津川宿の街道ぎわのお堂に祀られていましたが、このお堂の前を馬に乗って通行すると落馬する人が多かったため、薬師如来像を街道に背を向けるように安置しました。そのため、後ろ向き薬師と呼ばれるようになったそうです。現在も薬師如来像は道路に背中を向けて祀られていました。
頂いた案内に「特に顔の優しさが特徴で」と書かれていましたが、本当に優しいお顔をされていました。しかし、ただ優しいだけではなく、如来らしい頼もしい優しさでした。
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