京成成田駅で待ち合わせをし、そこから参道を歩きながら成田山へ。成田山の参道は結構長く、お店も古い歴史を感じさせるものから、真新しいお店まで色々です。印旛沼が近くにあるので、うなぎ料理の店が多いのも特徴です。

参道をしばらく歩くと、1070年祭を記念に建立された総門に到着しました。大きく、りっぱな総門です。総門をくぐって境内に入り、石段を登ると目の前に本堂と大塔婆がありました。大塔婆の前には行列が出来ており、私たちもその列に並びました。大塔婆にはお手綱が結ばれており、そのお手綱は本尊の不動明王とも結ばれています。つまり、大塔婆のお手綱を触ると成田山のお不動さんと深く結縁することができるのです。

お手綱を触った後は本堂に行き、お護摩に参加しました。本堂は御護摩に参加する人で一杯で、橋本貫首が護摩をされていました。そして、御印紋(いんもん)特別授与を受けました。御印紋特別授与とは、不動明王の印を額に押して貰うことです。次に釈迦堂でお参りをし、開山堂へ行きました。開山堂はいつもは閉じられていますが、記念大開帳期間は中に入って参拝することができます。この日はイベントがあったので、いつもは光明堂で行われる天国宝剣(あまくにほうけん)頂戴がこちらで行われていました。天国宝剣頂戴、力一杯背中を叩かれました。

光明堂でお参りをし、平和大塔に向かっていると、奥之院が御開帳していました。以前に成田山を訪れた時には「奥之院」と書かれた案内板があるだけで門は固く閉じられていましたので、奥之院とは案内板から奥の箇所全体を指すものだと思っていました。奥之院には大日如来像が祀られており、霊場という雰囲気でした。

そして平和大塔へ。平和大塔の一階に写経道場があり、この日も何人かの方が写経をされていました。二階には関東三十六不動霊場のお不動様と四大明王が祀られています。本堂の不動明王像は暗くてよく分かりませんが、こちらのお不動さんはハッキリとお顔を拝観することができます。

その後、出世稲荷に立ち寄り、総門から出ました。総門の近くには弁財天堂があり、個人で来ていれば立ち寄りますが、今日はグループで来ており、また特に御開帳をしているわけではないので、遠くからあいさつをしただけで通り過ぎました。総門を出た時、一人の方がいなくなっていました。途中ではぐれたのかと思い、しばらく待っているとその方が戻って来られ、「弁財天堂は成田山で一番古いお堂らしいですよ」と言いました。どうやら一人で弁財天堂に立ち寄っていたようです。それを聞いて、「見に行きましょう」ということになり、みんなで弁財天堂に行きました。その時、もしかして弁財天様が呼んでくれたのかなと思いました。



タグ