前回の記事で金閣寺のことを書きましたが、受付に向かって歩いていると方丈が特別公開していることを知りました。しかし、拝観料が千円でしたので、迷わず拝観というわけにはいかず、まずは金閣寺を拝観しました。拝観が終了した後、やはり、方丈も訪れたくなりましたので、再び、受付の場所に戻り、今度は方丈を拝観しました。

方丈には説明の方がおり、六つある部屋、庭、金閣等について、説明をしてくれました。

方丈は本堂にあたるところですが、通常の金閣寺の参拝では方丈にお参りしないで、御本尊にお参りしないことになってしまっているそうです。

御本尊は聖観音、脇侍は梵天、帝釈天で、この組み合わせは二間観音と同じです。かって宮中に祀られていた二間観音と同じ三尊形式の仏像が足利義満の金閣寺・方丈に御本尊として安置されているのは深い意味があると思います。そう思うのは、昔、井沢元彦の「天皇になろうとした将軍」を読んだからかもしれません。

京都三代美松の一つである「陸舟の松」がありました。名前のとおり、船の形をしています。これは極楽浄土に行く船を表しているそうです。

元は足利義満が植えた盆栽で、それが大きくなったそうです。金閣寺は金閣以外の建物は応仁の乱で消失しましたが、松はその当時、まだ小さかったので、焼失を免れることができたそうです。

金閣寺の方丈の拝観は初めてでしたが、金閣寺の違った一面を見ることができ、訪れて良かったです。


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