京都市営バスに乗り、バス停「大徳寺前」で下車。そこから少し歩くと大徳寺の境内に入りました。大徳寺の境内は広く、塔頭もたくさんあるので、入口付近にある境内図で総見院の場所を確認しました。よって、迷うことなく、総見院に到着しました。

総見院の入口には京の冬の旅の案内板があり、そこには、織田信長の像が紹介されていました。私の今回の訪問も織田信長の像を拝観することが一番の目的です。



本能寺の変で明智光秀に討たれた織田信長の遺体は本能寺からは発見されませんでした。そこで秀吉は織田信長の像を二体造らせ、一体は信長の葬儀で遺体の代わりに焼きました。もう一体の像はこれから拝観する像です。

拝観料600円を払い、堂内に入ると案内の方の説明がありました。中央に安置されているのは、総見院の開山である古渓宗陳(こけいそうちん)和尚像、向かって右は釈迦如来像、そして左が織田信長坐像でした。

信長像は武家の姿ではなく、公家の正装をしています。これは信長が太政大臣の位を受けていたからだそうです。

像は115センチの等身大で、造られた像を見た秀吉は「良し」と言ったそうで、ということは、像は信長に似ているということですね。

像は香木で造られており、葬儀で燃やした時、京都中に良い香りがしたそうです。

堂内の拝観が終了し、次は茶室の見学。ふすまに豊臣家の家紋が描かれているのが美しかったです。

最後は信長を始めとした織田家の人々のお墓にお参りをして、総見院を後にしました。


タグ