2018年02月の記事一覧

霊場巡り旅ブログの旧ブログです。2018年5月上旬までの記事があります。

月別アーカイブ:2018年02月

  • 2018/02/25いろいろ

    2月24日から映画「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」の上映が始まりましたので、初日に早速、見に行きました。感想としては、もう一度見たい映画だなと思いました。この時代の中国・唐の知識があまりないので、もう少し色々学んだ後に見れば、更に楽しめると感じました。映像は評判通り綺麗で、極楽の宴はもちろん、最後の青龍寺の仏像群も凄いと思いました。ストーリーに触れるので詳しくは言いませんが、妖猫が楊貴妃への思いを断ち...

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  • 2018/02/20寺社一般

    2月24日から映画「空海」が公開されます。それを記念して、本日(2月20日)、川崎大師で夢枕獏先生による「空海は日本が生んだ最初の世界人」講演会がありました。私は初大師で川崎大師を訪れた時にこのことを知り、川崎大師のホームページから参加申し込みをしました。以下、印象に残った話です。・映画化の話は9年前ぐらいにあったが、お金、中国ロケなどから実現は難しいと思っていた。しかし、監督がチェン・カイコーと知り、...

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  • 2018/02/19美術館、博物館

    阿部泰郎先生の「東国宗教世界の形成ー運慶仏の地平」という講演では、滝山寺の聖観音像にまつわる話が印象に残りました。源頼朝は石橋山の合戦で、髻の中に念持仏である正観音像を入れていた。その正観音像は、乳母が清水寺で感得した二寸の銀の像であった。滝山寺像は、観音、梵天、帝釈天の三尊形式で、これは二間観音と同じである。しかし、二間観音は宮中に祀られていたので、実際に拝観した人は少なく、観音像は、如意輪観音...

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映画「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」を初日に見に行きました

2月24日から映画「空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎」の上映が始まりましたので、初日に早速、見に行きました。

感想としては、もう一度見たい映画だなと思いました。この時代の中国・唐の知識があまりないので、もう少し色々学んだ後に見れば、更に楽しめると感じました。

映像は評判通り綺麗で、極楽の宴はもちろん、最後の青龍寺の仏像群も凄いと思いました。ストーリーに触れるので詳しくは言いませんが、妖猫が楊貴妃への思いを断ち、成仏したのは、空海と出会うことにより、自然と仏教の教え「執着しない」になったのでは思いました。道元禅師の言葉「霧や露の中を歩いていると、いつの間にか着物が濡れてくるのと同じように、度々善人と親しくしていると、気がつくと善人になっているものだ」に通じるものがあると思います。

不満な点としては、日本語吹替版だけでなく、中国語版も上映して欲しかったです。李白が楊貴妃のために作った詩は、中国語で聞いたほうが、その良さをより理解できると思います。

お寺めぐり好きの人にお薦めできる映画ですので、機会があれば、是非どうぞ。
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川崎大師「空海は日本が生んだ最初の世界人」講演会に行きました

2月24日から映画「空海」が公開されます。それを記念して、本日(2月20日)、川崎大師で夢枕獏先生による「空海は日本が生んだ最初の世界人」講演会がありました。私は初大師で川崎大師を訪れた時にこのことを知り、川崎大師のホームページから参加申し込みをしました。

以下、印象に残った話です。
・映画化の話は9年前ぐらいにあったが、お金、中国ロケなどから実現は難しいと思っていた。しかし、監督がチェン・カイコーと知り、心配が無くなった。
・空海は人たらし、つまり、人に好かれる人物であった。特に嵯峨天皇から好かれた。高野山の地は元々神々の土地であったが、神々からも空海は好かれた。
・チェン・カイコー監督は原作を千回読んだと獏さんに言い、空海と同様にチェン・カイコー監督も人から好かれる人だと思った。
・獏さんは30代の頃に長安に行き、いつか空海の小説を書きたいと思っていた。今回の映画で長安を模したセット(東京ドーム8個分の広さ)を歩いた時、思わず涙が出た。

よく言われる話ですが、「夢を実現したいと思い、努力をしていても、実現するとは限らない。しかし、夢を実現した人は、常に実現したいと思い、努力をしていた人である」ということを思い出しました。
・タイムマシンがあるならば、日本では天徳内裏歌合、世界では玄宗皇帝、楊貴妃、李白らが参加した極楽の宴に行きたい。

チェン・カイコー監督の映画は映像が綺麗とのことですので、映画の中で長安の街や極楽の宴を観るのが楽しみです。

また、映画の話以外で、空海の話もありました。

獏さんは空海が好きで、ある時、知り合いのお坊さんと一緒に高野山に行きました。その当時、空海と同じぐらい宮本武蔵も好きだったので、武蔵の言葉「神仏を尊び、神仏を頼まず」の気分だったそうです。

しかし、今も空海が生きていると考え食事を運ぶ僧侶の姿、熱心にお参りしている人の姿、同行したお坊さんの地面に頭をつけてお参りする姿を見て、考えが変わったそうです。
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シンポジウム「運慶と東国の宗教世界」(その2)

阿部泰郎先生の「東国宗教世界の形成ー運慶仏の地平」という講演では、滝山寺の聖観音像にまつわる話が印象に残りました。

源頼朝は石橋山の合戦で、髻の中に念持仏である正観音像を入れていた。その正観音像は、乳母が清水寺で感得した二寸の銀の像であった。

滝山寺像は、観音、梵天、帝釈天の三尊形式で、これは二間観音と同じである。しかし、二間観音は宮中に祀られていたので、実際に拝観した人は少なく、観音像は、如意輪観音、あるいは十一面観音であると言う人もいた。

滝山寺の観音像には、源頼朝の歯、髪が納められており、頼朝自身を表していると言って良い。頼朝自身を表した観音像なので、如意輪観音、十一面観音でなく、頼朝が深く信仰した聖観音である。

また、最後の全体討論で阿部美香先生から、伊豆の走湯権現は三国伝来の由来があり(善光寺如来と一緒に日本に来た)、神道側から頼朝を神格化したものと考えることも可能であるという話がありました。

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源頼朝を仏教側で神格化した滝山寺の聖観音像、神道側から神格化した走湯権現の話はとても興味深かったです。源平から鎌倉初期の時代は歴史的にも好きですので、宗教を含め、この時代の色々なことをもっとも学びたいと思いました。
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