2018年01月の記事一覧

霊場巡り旅ブログの旧ブログです。2018年5月上旬までの記事があります。

月別アーカイブ:2018年01月

  • 2018/01/28美術館、博物館

    本日も金沢文庫を訪れ、月例講座「運慶と鎌倉幕府」(講師は瀬谷貴之さん)を聴講しました。非常に興味深い内容で、話を聞く前と後では展示の見方が大きく変わりました。以下、感想として、印象に残った内容を書きます。現存している運慶仏だけでは運慶は語れない。失われた運慶仏に運慶の代表作があり、それらは運慶が鎌倉幕府と密接な関係があったので造られた。(瀬谷さんが考える)現存する運慶三大代表作・願成就院 阿弥陀如...

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  • 2018/01/27美術館、博物館

    本日、特別展「運慶」を開催中の金沢文庫を訪れ、特別講演会「運慶様式の形成」(講師:奥健夫さん)を聴講しました。私には少し難しい講座でしたが、・様式には、個人様式と集団様式がある。12世紀以降、運慶ブランドが形成され、運慶工房の仏師は、発注者の要望に合わせて、ある時は工房で継承している運慶様式を全面に出した仏像を造り、ある時は自分自身の作風を全面に出した仏像を造った。ですので、同じ仏師であっても全然異...

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  • 2018/01/21関東地方寺社巡り

    本日(1月21日)は初大師の日でした。ということで、川崎大師にお参りに行きました。京浜急行川崎駅で大師線に乗り換えると、車内は結構混雑しています。初大師ということでお参りする人も多いでしょうし、川崎大師はお正月期間にたくさんの人が初詣に訪れますので、それを避けて初大師にお参りという人も多いのかもしれません。川崎大師駅で下車し、お寺に向かって歩くと、参拝者が多いため、仲見世は一方通行となっており、少...

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金沢文庫「運慶展」:月例講座「運慶と鎌倉幕府」の感想

本日も金沢文庫を訪れ、月例講座「運慶と鎌倉幕府」(講師は瀬谷貴之さん)を聴講しました。非常に興味深い内容で、話を聞く前と後では展示の見方が大きく変わりました。以下、感想として、印象に残った内容を書きます。

現存している運慶仏だけでは運慶は語れない。失われた運慶仏に運慶の代表作があり、それらは運慶が鎌倉幕府と密接な関係があったので造られた。

(瀬谷さんが考える)現存する運慶三大代表作
・願成就院 阿弥陀如来像等
・東大寺南大門 金剛力士像
・興福寺北円堂 弥勒如来像等

幻の運慶三大代表作
・東大寺大仏殿諸像
・東寺南大門 金剛力士像
・鎌倉大倉薬師堂 十二神将像
何故、そう考えるかというと、模刻像の現存数からである。代表作(素晴らしい仏像)だから多くの模刻像が造られた。

鎌倉・永福寺諸像は建久3年から5年(1192-1194)に造られ、運慶最大の作品群と考えられる。今回展示している横須賀曹源寺の十二神将像は永福寺像の1/2の模刻である。十二神将像の中、巳神が最も立派で、願成就院像に似ている。きっと意味があるだろうと考え、巳歳生まれの重要人物を探していたが、これはという人物は見つからなかった。しかし、十二神将像は方位・時間を支配する仏ということで、時刻を調べた方がおられ、すぐに源実朝が巳の刻生まれであると分かった(実朝は元服も巳の刻に行っている)。永福寺の像は北条政子が安産に対すお礼として祀り、安産祈願をした曹源寺には模刻像が祀られた。

鎌倉の十二神将像に関しては、数年前に関連する話を聞き、それ以来、興味を持って拝観しています。巳神に特徴があるのは知っていましたが、それが実朝に由来するものだと今回の話で初めて知り、とても興味深かったです。

滝山寺の観音像の金具は明治時代に作り直されたと考えられてきた。しかし、永福寺跡の発掘作業で見つかった金具と滝山寺のものは非常に似ている。永福寺の金具は平成になって発見されたもので明治に同じものを造ることは無理なので、滝山寺の金具は造立当初のものと考えるのが妥当である。

講演会終了後、展示を見に行きました。まず最初に東大寺大仏様四天王像、東寺南大門仁王像、大倉薬師堂の十二神将像の模刻像が展示してあり、昨日、展示を見に行った時は、「金沢文庫は東京国立博物館ほど力が無いので、運慶仏をたくさん招致できず、模刻像を出しているのか」と思っていたのですが、講演を聞き、何故最初にこれらの像が展示してあるのかよく分かりました。

金沢文庫の運慶展、今回もお薦めの展示ですので、多くの人が訪れて欲しいと思います。
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金沢文庫「運慶展」:特別講演会「運慶様式の形成」の感想

本日、特別展「運慶」を開催中の金沢文庫を訪れ、特別講演会「運慶様式の形成」(講師:奥健夫さん)を聴講しました。私には少し難しい講座でしたが、

・様式には、個人様式と集団様式がある。12世紀以降、運慶ブランドが形成され、運慶工房の仏師は、発注者の要望に合わせて、ある時は工房で継承している運慶様式を全面に出した仏像を造り、ある時は自分自身の作風を全面に出した仏像を造った。ですので、同じ仏師であっても全然異なる様式の仏像を造ることもあるし、運慶とかなり似ている仏像を造ることもある。

のようなことが内容ではないかと思いました。

円成寺の大日如来像と北円堂の弥勒如来像が運慶仏と認められている時、願成就院の仏像を運慶仏として認めるかかなり時間がかかった。円成寺像と北円堂像に比べて、願成就院像は全体に分厚いなど、異なる様式が見られたからである。

東大寺南大門の仁王像は、様式から阿形が運慶、定覚、吽形が快慶、湛慶の作と考えられていた。しかし、修理の結果、阿形が運慶、快慶、吽形が定覚、湛慶の作と分かった。しかし、これに関しては問題にならなかった。運慶が大仏師で、実際の作業を快慶に任せたと考えられるからである。

南円堂の四天王像は現在最も仏師が誰であるか注視されている仏像である。運慶作と考えられているが、今までの運慶様式では当てはまらない様式をしているからである。例えば、願成就院の毘沙門天像は不動の安定化があるが、南円堂像は今動いている途中のようである。

滝山寺の観音像と横須賀満願寺の観音像、京都清水寺の観音像は体のラインが似ている。しかし全体で見た印象が異なるのは、横須賀満願寺像は東国武士の好み、京都清水寺像は京風に合わせ、それぞれ様式が追加されたからだと考える。
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初大師 川崎大師にお参り

本日(1月21日)は初大師の日でした。ということで、川崎大師にお参りに行きました。
京浜急行川崎駅で大師線に乗り換えると、車内は結構混雑しています。初大師ということでお参りする人も多いでしょうし、川崎大師はお正月期間にたくさんの人が初詣に訪れますので、それを避けて初大師にお参りという人も多いのかもしれません。

川崎大師駅で下車し、お寺に向かって歩くと、参拝者が多いため、仲見世は一方通行となっており、少し回り道をして、お寺に到着。境内に入ると、参拝者も多く、出店も出ており、活気があって、良い感じです。

本堂に行き、お参り。丁度、護摩が行われており、堂内は人で一杯でした。その後、不動堂でお参りをし、昨年建立された日本百観音霊場お砂踏み参拝所に行きました。こちらも多くの人が百ヵ寺の観世音菩薩像(レリーフ)に手を触れてお参りしており、川崎大師の境内に無くてはならない信仰の場所になっているように感じました。


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