紅葉にはまだ早いので空いているだろうと思いましたが、そんなことはなく、大勢の人が大山登山に来ていました。賑やかなのは良いことですね。
大山寺に到着すると、内陣拝観料は600円とのことで、内陣に入ると、まずは左壇に五大明王像が祀られていました。五大明王像は小柄ながらも立派な像でした。
奥に進むと、愛染明王、如意輪観音像が祀られていました。愛染明王像は江戸初期の作で、平成26年9月に修復されたそうです。如意輪観音像は美しいお顔をされていました。
更に歩を進めると、御本尊の鉄造不動明王像が祀られていました。お会いするのは久しぶりとなりますが、とても迫力のあるお姿で、東国の武士の信仰を集めたのも納得できます。
鉄造不動明王像の向かって正面に三面大黒天像が祀られていました。こちらの像は高村光雲作だそうです。高村光雲の像は高野山で今春お会いした金堂の御本尊もそうなので、春と秋に高村光雲作の秘仏像にお会いできて、凄いと思いました。
三面大黒天は左右に毘沙門天、弁財天の顔がついており、大黒天は食生活を守る仏、毘沙門天は勇気とパワーを与える仏、弁財天は美と才知を支える仏とのことです。
須弥壇の前に移動すると、向かって右に胎蔵界の大日如来像、中央の厨子の中に不動三尊像、左に金剛界の大日如来像が祀られていました。
10年後の1270年祭にも訪れることが出来ればと思います。

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