「東の正倉院 金沢文庫」展に行きました

金沢文庫では現在「東の正倉院 金沢文庫」展が開催されています。7、8月の土・日曜日、祝日は学芸員の方の展示解説がありますので、それに合わせて、本日、金沢文庫に訪れました。

金沢文庫は今年で創立85年になるそうですが、50年の年に記念の座談会を行い、その時、金沢文庫は関東の正倉院という話が出たそうです。

・正倉院は奈良時代の文化財の宝庫
・金沢文庫は鎌倉時代の資料の宝庫

どちらも収蔵物を時の権力者に持ち出されている点も似ているところだそうです。ちなみに徳川家康が金沢文庫から書を一番持ち出したそうです。

鎌倉幕府の執権であった北条氏は鎌倉に通じる切り通しに北条一門を置き、鎌倉を守っていました。朝比奈切通しの入口である横浜・金沢には金沢北条氏が住んでおり、金沢文庫はその金沢北条氏が蔵書を収める書庫として設立したもので、金沢文庫が所蔵していた書には「金澤文庫」の朱印が押されています。

現在、金沢文庫に残っている金沢文庫本、持ち出された金沢文庫本の模写が展示してありました。なぜ、金沢文庫の書は多く持ち出されたのでしょうか。

金沢北条氏は政治を行う上で必要となる、儒学、古典、法学などを学ぶために多くの書を集めていました。昔は手で書き写していたので、写し間違いが多かったのですが、金沢北条氏は書を集める際、内容が正しいか確認しており、金沢文庫本は内容が正確であると高い評価を受けていました。そのことが、金沢北条氏が滅んだ後、金沢文庫本が流出する原因になったそうです。

展示解説が始まる前、展示を一通り見ましたが、展示解説を聞いて、理解が深まり、参加して良かったです。

Tag:美術館、博物館  Trackback:0 comment:0 

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