2015/05/30

日向薬師展に行きました

本日、金沢文庫で4月24日から6月14日まで開催されている特別展「日向薬師 秘仏鉈彫本尊開帳」に行ってきました。

2階に上がると、日向薬師の本尊である、薬師三尊像が展示されていました。本尊は、正月三ヶ日、初薬師1月8日、4月15日のみの御開帳ですので、本展示は貴重な機会です。

薬師三尊の特徴は鉈彫です。ボランティアガイドの方によると、鉈彫の仏像は現在46例あり、日向薬師の像はその中で最古の像であると考えられているそうです。ちなみに薬師像は7体あるそうです。

鉈彫の像は以前は作成途中の像だと考えられていましたが、鉈彫の像には墨でヒゲが描かれており、それは完成した像にしか描かれないので、現在は理由があってこのようにしていると考えられているそうです。

三尊を間近で拝観すると、鉈彫に目がいきます。特に日光、月光菩薩の両脇侍の鉈彫は凄いです。解説には「動きや霊威、霊験を表現するために意識的に用いられたと考えられる」とありました。私も像を拝観しながら色々と考えましたが、色々な考えが浮かぶことが鉈彫像の魅力なのだなと思いました。

十二神将像も展示されていました。以前はそれほど古いものとは考えられていなかったそうですが、現在は平安時代作と考えられているそうです。

十二体の中、二体は江戸時代に修復して、頭部のみ平安時代作とのことです。どれがその像かすぐには分かりませんでしたが、言われれば、確かにそうだなと思います。これから行かれる方は是非、探してください。

現在、日向薬師の本堂(薬師堂)は、平成の大修理中ですが、完成際には訪れたいですね。


2015/05/25

三河善光寺を訪れました

5月23日、12年に一度御開帳される騎乗馬頭観音像を拝観するために三河善光寺を訪れました。

JR名古屋駅で名鉄に乗り換え、東岡崎駅へ。名鉄は今までほとんど乗ったことはありませんが、先月の笠寺訪問に続き、二ヶ月連続の乗車となります。東岡崎駅で下車し、駅を出ますが、どちらに行けばよいか全く分かりません。しかし、スマートフォンのグーグルマップで迷うこと無く到着しました。

入口から境内を見ると、回向柱があり、早速、柱に触れて、ご縁を結びました。回向柱の案内もあり、
仏さまの御手と「善の綱」によって結ばれてるため、仏さまに触れるのと同じ御利益がこざいます。柱に触れておまいりください

とありました。

堂内に入り、まずは遠くからお参り。堂内にお寺の方がおられ、「どうぞ、近くで拝観してください」とのことでしたので、厨子の前に移動して、騎乗馬頭観音像を拝観しました。

馬頭観音像は一般に頭上に馬を乗せていますが、馬に乗った馬頭観音は珍しいですね。初めて拝観したと思います。姿に違和感は全然ありませんでした。馬は右足が地面から離れており、観音様が衆生を救いに動き出している姿を表現しているのだと思いました。

堂内の右側には、善光寺阿弥陀像が祀られていました。こちらは秘仏ではなく、いつでもお参りできるそうです。三河善光寺には初めて訪れましたが、アットホームな雰囲気で、良いお寺だなと思いました。


2015/05/02

長野市歴史博物館 「信仰のみち」「狐にまつわる神々」

5/1、長野市歴史博物館で開催されている善光寺御開帳記念特別展「信仰のみち 善光寺・戸隠・飯縄・小菅・斑尾・妙高」、「狐にまつわる神々」に行ってきました。

長野駅善光寺口バスのりば3番からバスに乗り、「川中島古戦場」で下車。
名前のとおり、第四次・川中島の合戦で、武田信玄が本陣を置いた場所で、上杉謙信が単身乗り込み、武田信玄に切りつけた逸話が有名です。

戦国時代好きの私としては、素通りできない場所ですので、博物館に行く前に合戦跡を見学しました。



見学後、博物館へ。入館料が300円と展示内容に比べるととても安いです。

「信仰のみち」では、訪れたことのある、米沢善光寺の見返り阿弥陀が展示されており、嬉しかったです。

上杉景勝が着用したと伝わる胴具足の兜の前立てには
・日天
・勝軍地蔵
・摩利支天
・不動明王
・愛染明王
・弁財天
・飯縄大明神
の七軍神の名が刻まれていました。

直江兼続の有名な愛の前立ては、勝軍地蔵が本地仏の愛宕権現の「愛」だと思っていましたが、上杉景勝が前立てに愛染明王と書いてあったならば、愛染明王の「愛」説も有力だなと思いました。

また、現在は弁財天に軍神のイメージはありませんが、当時は、弁財天も軍神として、崇められていたのだなと思いました。

「狐にまつわる神々」にも内容が重なりますが、飯縄権現像が何体か展示されており、武田信玄、上杉謙信など戦国武将の強い飯縄信仰を感じました。江戸も、飯縄権現を祀るお寺(八王子市の高尾山、千葉県いすみ市の飯縄寺)に東西から守られていたと言われていますので、飯縄信仰はもっと知りたいです。

「狐にまつわる神々」では、ダキニ天の画がいくつか展示されており、興味深かったです。イラストの解説がわかり易かったです。また、ダキニ天と毘沙門天が習合したと考えられる刀八毘沙門天の画もいくつか展示されており、こちらも興味深かったです。

素敵な展示ですので、善光寺の御開帳と一緒に是非、どうぞ。


ラーマ

神奈川県横浜市に在住です。
寺社巡りは楽しいものであり、巡っていると色々なことに気づくということを紹介していきたいと思います。